息子が決断するまでには、約1年かかった。
それはそうだろうに。痛そうだし、恥ずかしいし、怖いよね。
でも、私は言い続けました。
「あなたが大人になった時、絶対私に感謝するからっ!!」と。
本人がようやく決心したのが小4/10歳になった時で、Rumah Sunatanにコンタクトをとり予約を入れて・・いよいよ、割礼の日がやってきた。
担当してくれたのはRandy先生。なんと、昔タケノコクリニックで働いていたことがあるとのことで、カタコトの日本語で息子を和ませてくれる。
"チョット サキッ(痛い)" " ダイジョウブ、ダイジョウブ "
ここからの流れはこんな感じに進んでいった。
・先生とのコンサルテーション(おちんちんの状態を確認)
・銃みたいな麻酔を、患部のまわりに4-5回打つ。(パチン、パチンと音がする)これが結構痛いようで、半べそになり逃げだしたくなる息子
・すぐに麻酔が効いてきて、包皮をグリンと剥く。くっついているところを剥がしながら、完全に頭が出るようにしてお掃除。
・ここでサイズを測るw (Klemにも1~5くらいまでサイズがある)
・固定できる大きさのKlemを装着。(これが結構痛そう・・)
・要らなくなった包皮を切り取る(血が少し出て、ここが一番ショッキングだった)
・消毒して完了
所要時間は約20-30分。
割礼グッズ(おちんちんガード付きのパンツ、防水パンツ、消毒薬、ガーゼなど)と、化膿しないための抗生物質の処方箋、痛み止め、腫れ止めのお薬をもらった。
ちなみに費用は、Rp2.020.000- ぽっきり(約16,000円)
大人になってからの包茎手術に比べたらありえない安さ。
そして、何百人、何千人と割礼しているベテランの先生たちなので、とても安心してお任せできる。なんてったって、経験値が違う。
日本人が来たのは初めてのことで、スタッフが4人総出で付き添ってくれた。痛みで不機嫌になっている息子をよそに、自撮り大会が始まった。こんなところもインドネシア人だなぁ。
ソーシャルメディアにアップしないでよ、と釘はさしておいたけれど大丈夫かしら。
割礼後のお話は次回に。
(その4に続く)